銀行口座あれこれ:海外からの送金への対応
行政書士事務所を開設したり,他の個人事業を開始すると,信用度を高めるために事務所名義や屋号での銀行口座が欲しくなるものであります。特に屋号の中に氏名の一部がはいっていない場合はなおさらのことであります。
そこで銀行に行って屋号での口座開設について相談したり,銀行のウェブサイトを調べてみますと,たいていは受領印付き開業届のコピーを出せと言われます。この「受領印付き開業届のコピー」というのはどのように入手するかといいますと,開業する際にですね,開業届とそのコピー・返信用封筒(切手貼付・住所記入済み)を税務署と県税事務所に郵送すると,開業届のコピーに受領印を押したものを返送してくれるというわけであります。
がぶりぽん事務所では今のところイーバンク銀行に口座を持っています。なぜイーバンク銀行を選んだかと申しますと,ひとつは口座維持手数料が無料であること。フツーの個人からは口座維持手数料をとらなくても,個人事業主からはとる銀行があるので要注意であります。
次に,セキュリティーがしっかりしていること。インターネットバンキングを利用するので,何らかの理由でパスワードや暗証番号が流出した場合に備えた対抗策について,他行より気合いを入れている(ように見える)姿勢は評価に値すると思っています。
さらに,振込手数料が安いこと。塵も積もれば何とやら,ワタクシもネー,安いのには弱いのであります。ウフ![]()
さて,そんなこんなでお気に入りのイーバンク銀行ですが,ワタクシにとっての重大な欠点がひとつ。それは,海外から振込を受ける際に必要な,SWIFTコードがないということであります。つまり,日本に銀行口座をお持ちでない海外のお客様が,がぶりぽん事務所の口座にフィーを振り込もうと思っても振り込めないということなのであります。
そういうときにはどうするかというと,インターナショナル・マネー・オーダーという為替のようなものを郵送していただくか,フィーに換金手数料を上乗せした額の小切手を郵送していただくということになります。当然この方法ですとマネー・オーダーが行方不明になるリスクがあり,また入金までに時間がかかってしまいます。まあ請求してから最速で2週間くらいですかねー。
そこでワタクシ,ここはひとつ海外からの振込に対応できるよう,SWIFTコードを持っている金融機関で事務所名義の口座を持ちたいと思い,ゆうちょ銀行に行ってまいりました。
ゆうちょ銀行がSWIFTコードを持っているのは調査済みでしたので,担当の方に口座開設の趣旨を述べたところ,担当の方から振込元の国はどこかとたずねられました。基本的には英語圏,なかでもイギリスとアメリカがメインと答えますと,予想だにしていなかった展開が待ち受けておりました。
「申し訳ありませんが,アメリカからの振込による送金には一切対応しておりません。」
「イギリスからの送金でしたら,郵便局からの送金のみ対応しております。銀行からの送金には対応しておりません。」
ああ,なんという・・・なんという役立たずなのでありましょう!!
アメリカとイギリスちゅーたら世界金融の2大中心地でありましょうに!
だいたい銀行からの送金に対応していないのにSWIFTコードを持っている意味がよくわかりません!![]()
そんなわけで,結局口座は開設せずに帰ってきてしまいました。あまりにもイラッときたので思わず途中の甘味処でクリーム白玉あんみつまで食べてしまいました。
その後口座維持手数料を支払っても海外からの振込に対応できるようにしようかどうか,しばらく迷いましたが・・・当分はマネーオーダーによるお支払いのみということにしようと決めました。海外からのご依頼がうんと増えたら,対応できる口座の開設を考えたいと思います。
これから個人事業を始めようとなさる方で,海外との取引を予定されている方のご参考になれば幸いであります。



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