カテゴリー「学問・資格」の記事

ストップウォッチでタイムマネジメント(1)

 先日こちらの記事でご紹介したストップウォッチですが,その後いろいろ計測してみたところ,「この作業にこれだけ時間がかかるのはいかがなものか」という問題点が見えてきました。

 その筆頭が先月から始まった夜間大学院のための勉強です。2科目履修していて,今のところ1週間に約10時間ほど勉強していますが,これはいかにも時間のかけ過ぎです。おかげで仕事・食事・入浴・睡眠等以外はずっと勉強しているような状態ですのでかなりキツいです。慣れない分野の勉強なのでムダが多いであろうことは感じていますので,今月中に要領をつかんで1科目3時間以内,1週間6時間以内におさえていきたいところであります。

 次に発見した時間かかり過ぎの作業は,新規案件への対応でした。特に有料メール相談は赤字であります。つめこむ情報量が多すぎるのでしょうか・・・いやでも少なすぎて役に立たないようでは報酬をいただけません。考えてみると,一般の方にも理解していただける表現を探すところにかなりの時間がかかっております。これは練習により改善の見込みがありそうな気がしております。

 ほかにも意外に時間のかかる作業が発見できました。これはたぶん,「時間をかけたい放題かける」という作業の姿勢がイカンのではないかと思っていたところ,最近,脳科学者の茂木健一郎氏の「制限時間を設定して作業をすると脳が活性化される」という説明に出会いました。ああヤッパリねー,と納得した次第であります。

 今後は,それぞれの作業に制限時間を設定して,それにより作業の効率をあげてみる,という試みをしてみる予定であります。

 茂木健一郎氏の本に興味のある方はこちらをどうぞ。

脳を活かす仕事術 Book 脳を活かす仕事術

著者:茂木 健一郎
販売元:PHP研究所
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脳を活かす勉強法 Book 脳を活かす勉強法

著者:茂木 健一郎
販売元:PHP研究所
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比較法分野で欲しい本

 えー,創業塾のお友達のhanaちゃんが,願い事は書くとゼッタイかなうと力説していましたので,ここで今ワタクシが欲しいと思っている本について書こうと思います。欲しいとは思っているのですが,今のところ切迫した必要性がまだないのでなかなか決心がつかない本なのであります。

 まずはこちら。大学の図書館に行けばたいてい置いてある本ですが,国際親族・相続関係業務を扱うからにはぜひとも手元に持っていたい本であります。

フィリピン家族法 第2版 Book フィリピン家族法 第2版

著者:J.N.ノリエド
販売元:明石書店
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 次にこちらであります。


現代ムスリム家族法 Book 現代ムスリム家族法

販売元:日本加除出版
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 イスラム教というと遥か中東,というイメージがありますが,マレーシア,インドネシア,フィリピン等ご近所さんの国々にもイスラム教徒の方がたくさんいらっしゃいます。人的不統一法国だったりすると本国法としてイスラム法が準拠法になる場合も考えられますので,ノーマークで放置するのはリスキーに思われる分野です。

 Amazonのリンクがここに載っている間は入手可能ということですが,必要になったら買おうと思っていると,肝心なときに品切れ・絶版になってる雰囲気が今からムンムン漂っているのであります。spaほら,読者様もお感じになりますでしょ?catface

 さて,それでは願い事を書こうと思います。

  •  これらの本をいっぺんに注文する決心が早くつきますように。
  •  そのとき品切れになっていませんように。
  •  実務で大活躍しますように。
  •  買ったすぐ後に新版が出ませんように。

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大学院の夜間講座に行ってきました

 前回の記事でストップウォッチを買うぞと書きましたが,早速入手いたしました。量販店で買うつもりだったのですが,途中で飲み物を買いに百円ショップに入ったら,なんとストップウォッチを売っているではあーりませんか! こんなものまで百円ですかい,と驚きつつ,2個買ってしまいました。早速いろいろ計測していますが,面白いデータが出てきたらまたご報告しようと思います。

 さて,今週は大学院の夜間講座に行ってきました。受講生はみんな社会人。ポジティブで面白い人ばかりです。バックグラウンドも多岐にわたり,なぜか仕事のネットワークにつながりそうな気配まで漂ってきました。

 授業は難しかったけれど,先生も熱心で教え方が上手な方で,第一印象としては参加してよかった!と思っています。これからが楽しみです。

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ストップウォッチを買うぞ!

 今,今月から始まる夜間大学院でのアメリカ法講座のための予習をしていました。テキストは英語で,ハードカバーのシャア専用イエローページみたいな形状であります。

 読み始めてみるとわからない単語がバンバン出てくるので,さっそく英語の法律用語辞典の定番である「Black's Law Dictionary」で調べてみると,これが載ってないのであります。法律用語辞典に載っていないということは,つまりそれは法律用語ではないということでありますので,しかたなく普通の辞書で調べるとちゃんと載っている・・・ところが意味を見てみると,普段慣れ親しんだ簡単な単語の「雅語」のオンパレードなのであります。要するにありふれた表現を使わず,格調高い表現を多用することで著者の教養の高さを強調しているわけでありますな。(←苦労させられているのでイヂワルになっている)

 ムダに難しいのは英語だけで内容は大丈夫なのか,と聞かれれば,決してそんなことはないとお答えせねばなりません。なぜなら法律書のはずなのに経済学の考え方の説明ばっかりだからなのでありますよ。アメリカでは「法と経済学」というトレンドが一世を風靡したとかいう噂を聞いたことがありますが,これがその実例なのかもしれません。法律学単品だけでも十分ややこしいのに,そこに経済学を混ぜるとは・・・激辛カレーにキムチを一瓶まぜたものをお腹いっぱい食べさせられているようで,そのイカシ過ぎなセンスにもうね,ワタクシは今にも泣きそうであります。shock

 さて,仕事をしているときもそうなのですが,こんなふうに勉強をしているとあっという間に時間が経ってゆきます。ワタクシは今までは何事も「予定した日時までに終わればよい」というスタイルで処理してきたため,どんな作業にどれだけ時間をかけているのか,正確に計測したことはありませんでした。しかし今日の砂をかむような勉強中,ふと思ってしまったのです。

 「この勉強,時給2万円で依頼者様にチャージできると仮定して,1か月でトータルいくらになるんだろう?

 正確なところはわかりませんが,なんだかスゴい金額になりそうで怖くなってきました。coldsweats02

 時給2万円でチャージするとなれば,1分たりともムダにはできません。ダラダラ勉強なんてもってのほか,モンスターハンターで強敵に挑むときの気持ちで立ち向かわなければなりませぬ・・・とここまで考えて,このタイムチャージするつもりで取り組むという姿勢が,作業の効率を大幅にアップさせるように思われてまいりました。(気のせいかもしれないですけどネ。catface

 そこでですね,将来のタイムチャージ制への移行のためのリサーチも兼ねて,仕事とプライベートのあらゆる作業にかかる時間を計測してみたいと今日は本気で思った次第であります。

 早速明日家電量販店で,ストップウォッチを購入してまいります!happy02

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9月からアメリカ法の勉強をします

 仕事で英語圏の制度に触れることの多いワタクシ。コモンローと呼ばれるその法体系は日本の制度とはどこか根本的に発想が異なっている感じがいたします。ワタクシも学部では比較法が一応専門でしたし,大学院でもアメリカ法の基本科目をいくつか勉強いたしましたが,最近は業務の拡大につながるような,もっと踏み込んだ勉強がしたいと思っていました。

 とはいっても,今から留学する訳にもいきません。なんとか近場でコモンローの勉強ができるところはないものか・・・と,はかない望みを抱きつつ調べてみたところ,意外にも都内でアメリカ法の勉強ができる夜間大学院を発見。週に1〜2回なら通えなくもなさそうです。講座の内容もワタクシの興味と一致しているものが多かったので,早速ためしに9月からの講座に申し込みをしました。とりあえず受講してみて,もし負荷が大きすぎず,内容が充実しているようなら,来期以降ほかの科目も受講する予定です。

 そんなわけで9月から忙しくなりますが,同じ興味を共有する他の受講生との出会いも含めて,今からとても楽しみです。happy01

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TOEFLその後

 以前こちらの記事で触れたTOEFL試験について,その後どうなったか書こうと思います。

 とりあえず成績についてですが,iBTで総合106/120でした。内訳は,リーディング27/30,リスニング29/30,スピーキング23/30,ライティング27/30です。数年前に学校で受けたペーパーベースの試験スコアでは638点,今回のスコアをペーパー換算すると623点なので実に15点のダウンということになります。weep

 うーん,ちょっと残念ですが,スピーキングが入るとこんなものなのかな。ワタクシのスピーキングは「えー,あー,えーっとうーんと・・・」という感じだった割には点がとれていてビックリですが,やはりしっかりと足を引っ張っておりますね。

 今後TOEFLを受験される方へのアドバイスをいくつか。

 最近のTOEFLはiBTといって,会場で割り当てられたパソコンからネット経由で受験することになっています。着席するとおもむろに試験が始まってしまうので,トイレは受付手続きをする前に行っておいた方がよいと思います。(←経験者は語る)

 それから,新登場のスピーキングは「次の講義を聴いて,内容を60秒でまとめなさい」のような,けっこうご無体な内容の試験でした。でも,事前に練習していけば心の準備はできるようですので,CD付きの参考書などを購入して慣れておくとよいでしょう。まったくの無勉で受験すると激しく後悔することになります。(←経験者は語る)

 最後に,これが一番重要かもしれませんが,TOEFLの受験料はかなり高額です(170ドル)。それでもなぜ多くの人が受験するかというと,アメリカ留学の際に必要だから,というのが一番の理由のようです。ほかの使いみちとしては,法科大学院入試で英語枠がある学校を受験する際に使う,ということもあるようですが,アメリカに留学するためではなくて,日本国内で英語力の目安として使用するのであれば,受験料の安いTOEICや英検で十分だと思います。(←もっと早く気づこうよ・・・sweat02

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お久しぶりです

 みなさまご無沙汰しております。

 5月の連休中よりイベント続きで燃え尽き気味に体調を崩しておりましたが,だいぶ回復してまいりました。

 幸いにも最近は負荷の軽いご依頼が続いており,おかげさまで休養もたっぷりとれて,無事に復調を果たすことができました。依頼者様と神様には本当に感謝しています。体力的にはたぶんもう大丈夫だと思いますので,ブログの方もぼちぼち再開していこうと思っています。happy01

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国際消費者契約について勉強しました

 今日は古巣の学校の課外講座で国際私法の授業に出席しました。

 教室で勉強するのは超ひさしぶりでしたが,たまに行く分にはいい雰囲気でありました。もう卒業してますから留年のプレッシャーもなく,気楽なもんでありました。

 今日勉強したのは法適用通則法11条の消費者契約の特例。消費者契約であることを認定できたら,あとは11条6項各号所定の除外事由にひっかからないことを確認し,1項から5項までで準拠法を決める作業でした。

 まあ,消費者保護を手厚くしようというのが法の趣旨なのでありますが,たとえばクーリングオフなりなんなりを使って解除する,金返せ,と外国の会社に通知してですよ,お金が返ってこなかったら裁判するしかありません。管轄の問題をクリアして,どうにか日本で裁判して,勝訴・確定したとしても,仮に相手の会社に日本国内財産がないため外国で執行する必要が出てくるとなると,現地で判決の承認・執行のために弁護士を雇うことになります・・・一体トータルでいくらかかるのでありましょうか。

 そのあたりの損益分岐点がいくらになるのか,ヒジョーに気になった授業でありました。

 ちなみに,法適用通則法に関する,薄くて読みやすい解説本の定番はこちらです。教室を見回した限り,国際私法を勉強する学生さんはほとんど持っていて,会社法における神田先生の緑の本なみの定番度のようです。

解説 法の適用に関する通則法―新しい国際私法 Book 解説 法の適用に関する通則法―新しい国際私法

著者:神前 禎
販売元:弘文堂
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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破産手続開始決定と取締役

 先日の送別会で,久しぶりに会った友達と会社法の話をしました。

 がぶりぽんチョコ「取締役と会社の関係って委任じゃん。(会社法330条)」
 友達「うんうん。」
 がぶ「委任の終了事由の中に,破産手続開始決定ってあるじゃん。(民法653条2号)」
 友達「あるね。」
 がぶ「ってことはさ,取締役について破産手続開始決定があると,会社との委任関係が終了するから当然に取締役としての地位を失うんだよね,きっと。」
 友達「うんうん。」
 がぶ「でもさ,破産手続開始決定って,委任の終了事由ではあるけど,効果発生の障害となる事由ではないわけでしょ。」
 友達「そう読めるよね。」
 がぶ「だったら,すでに破産手続開始決定もらった人に,これから何か委任するのはオッケーなんだよね。」
 友達「多分ねー。」
 がぶ「だったらさ,破産手続開始決定もらって退任しちゃった取締役を,すかさず総会で再度選任すれば取締役を続けられるんじゃないのかなー。」
 友達「そうかもしれないね。」

 以上のようなやり取りの後,弁護士の先生のところに行って,同じ話をいたしました。ワタクシは在学中にいろんな思いつきを展開して恥をかき,その恥ずかしさとともに正しい知識を記憶に定着させるという捨て身の勉強法をとっておりました。今回も久しぶりにその方法で勉強しようというワケであります。

 さてどうでしょう,この取締役復活スキームは使えるのでありましょうか。

 すると先生のお答えは,「破産手続開始決定出た人に何かを委任するのは可能だよ。でも破産は会社法で取締役の欠格事由でしょ,だからダメ。民法ではオッケーでも会社法でダメなんだ。」とのことでありました。

 欠格事由にそんなんあったっけ,と思いながらも「ウーム。そうでしたか。会社法上の欠格事由とはぬかっておりました。後で条文確認します。」と言って引き下がったワタクシ。

 その後調べてみたら欠格事由になってないじゃあーりませんか(会社法331条)。

 ここは会社法になるときに「早期の経済的再生の機会を与えるため」という立法趣旨で欠格事由から外されたという,改正のポイントみたいなところだったのであります。

 欠格事由でないのなら,きっと再度選任しとけば復活できるのでありましょう,たぶん。ま,定款で資格制限されてなければの話ですが。

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相続放棄・遺産分割と詐害行為

 先日の勉強会発足後の食事会まえに,遺産分割が詐害行為取消の対象になるか,というトピックがでました。ワタクシは超便利なTKCの判例検索データベースの契約をしておりまして,(料金は高いけれども心の底からおススメできるサービスです),そのときいい気になって「確か対象になるんじゃないですか? 今度判例調べてきますよ。」などと口走ってしまったのであります(ビミョーに後悔)。そこで今日は早速有名判例の全文を入手しました。次回の勉強会は2月なのですが,早く処理しないと絶対に忘れる自信があったためです。

 勉強会で話題になった設例はどういう利益状況かといいますと,母親は既に他界しており,このほど父親が亡くなって相続開始。亡くなった父親には負債はなし。相続人は4人いるけれども,うち3人は借金まみれ。そこで借金のない相続人に遺産を全部相続させて,借金まみれの3人はキレイな身体で相続した1人から賃貸借なり使用貸借なりをして実質的に今まで通りの生活を維持したい,というものです。

 結論から申しますと,遺産分割は詐害行為取消の対象になる,というのが判例です(最判H11.6.11)。ついでに申しますと,相続放棄は詐害行為取消の対象にならない,というのが判例です(最判S49.9.20)。このあたりは,行政書士試験でも出題されるネタかもしれませんね。

 判例を考慮に入れるならば,この借金まみれ3人組におススメすべきなのは相続放棄であります。3か月の時間制限がありますから急がないといけません。勉強不足の行政書士がラクチンだからといって遺産を一人に集中させる遺産分割協議書なんぞ作ってアレコレ名義変更しまったら,債権者達から訴訟を打たれてえらいこっちゃであります。

 まあ,3か月経過しちゃったんだけど,というのでしたら,ダメ元で借金なしの一人に相続させる遺産分割をしてみてもよいでしょう。バレても神のご加護で泣き落としが奏功するかもしれません。

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