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2008年3月に作成された記事

桜がそろそろ満開です

Nec_0009  今日は午前中大雨で,午後になって雨がやんでも気温がなかなか上がりませんでした。バスを待っている間,寒さで耳が痛くなるほどでした。がぶりぽん事務所は「千葉のチベット」と呼ばれる内陸部にあるので,何かにつけてムダに寒いのであります。

 そんなわが町でもようやく桜が満開を迎えようとしています。ざっと見たところ八分咲きから九分咲きといったところでしょうか。ケータイで線路脇の桜の写真をとりましたので,アップします。Nec_0010
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遺留分放棄の合意書の使い道

 思いつきでいろいろやってみるがぶりぽん事務所謹製のスキームあれこれ(お試しは自己責任で)。今日は,遺留分放棄の合意書を作ることにどれほどの効果が期待できるのかを考えてみたいと思います。

 同業者の皆様は,ここで一瞬「ハァ?」とお思いになることでありましょう。遺留分を相続開始前に放棄するには家庭裁判所の許可がいるのだから(民法1043条),相続開始前に遺留分放棄の合意書なんぞ作ったって意味ないじゃん,と,とりあえずお思いになるのがまっとうな行政書士であります。それじゃワタクシの思いついた逆転スキーム,行ってみましょう!

 設例。ドラ息子がある日お父さんのところへやってきて言いました。「オヤジ,俺はもうアンタと親子の縁をきりたい。もうオヤジとも二度と会わないつもりだから,ついては遺産の前渡しとして5百万円くれ。それでもう俺は葬式のときにも顔出さねーよ。相続は放棄する。それじゃさっさと5百万作ってくれよな。」

 お客様はお気の毒なお父さん。無理して5百万円作ろうと思えば作れなくもないが,相続の際にドラ息子氏が相続分を主張し,トラブルになるのを防止するような対策を講じてほしいというご希望だとしましょう。計算してみるとドラ息子氏の遺留分は7百万円。たしかにトラブルになりそうな感じであります。

 「息子さんに言って家裁で遺留分放棄の許可を取ってもらってはどうですか。あとは遺言で好きなようにしちゃえばオッケーですよ」という提案をするも,「そういうことを自分からするような息子ではありません」とのこと。

 まあまず一番大切なのは領収証ですかね。「ただし,生計の資本として」と入れておけば,特別受益にあたる贈与があったことのナイスな証拠に使えます(903条)。

 次に贈与の契約書を作ること。ここにも「生計の資本として」を入れるとともに,「遺留分を放棄し,ただちに家裁で遺留分放棄の許可を得る」こと,ならびに「相続開始の際は相続放棄の申述を行う」ことを約させ,さらに,ワタクシとしては,このドラ息子氏のバカっぷりを付言で大展開してみてはどうかと思うわけであります。たとえばこんな感じ。

 乙は,甲に対し,甲との親子の縁を切りたい,今後は二度と会わないから遺産の前渡しとして5百万円欲しい,葬式にも出ないし,相続は放棄する,と述べた。甲は息子である乙がこのようなやり方で去っていくことに深く心を痛めたが,乙の希望を叶えることを決意し,金策のために○○を売却し,本件贈与の目的である金5百万円を用意した。

 こんなこと書いたからって,贈与契約の効果にはなんの影響もありません。遺留分放棄は家裁の許可がないとできないし,相続放棄は相続開始前にはできません。でもね,まったく無意味かというと,そうじゃないんじゃないかな,と思うわけであります。

 それというのも,「遺留分放棄は家裁の許可がないとできない」というのが大原則なのですが,例外的に家裁で許可を取らなかったのに,遺留分権利者の権利行使が権利濫用として認められなかった裁判例というのがけっこうあるのです。

 そのキーワードが,「身分関係の形骸化」。「排除請求したら認められるであろう事情」があるとなおよろし。本件みたいな絶縁状態とバカ息子ぶりが証拠からあらわれてきたら,家裁の許可を取って遺留分放棄してもらわなくても,それと同様の効果が得られる可能性が出て来るわけであります。その証拠として契約書にアレコレ書いておこうというワケであります。ドラ息子氏には契約のときに実印と印鑑証明持ってきて下さいね,と言っておき,署名・押印してもらいます。文面を見たらドラ息子氏はさぞムカつくでしょうが,5百万は目前なのですからここで署名・押印を渋りはしますまい。

 そして相続開始して,ドラ息子氏が遺留分減殺請求で訴訟のひとつも打ってきたとなれば,やる気満々の弁護士ならきっと権利濫用だとゴネてくれることでしょう。そのときにこの契約書が援護射撃になる,かも?・・・ということを考えていた日曜日の昼下がりでありました。

 ちなみに参考判例はこちらです。

 東京高判H4.2.24
 東京地判H15.6.27

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東京のカフェでお花見をしました

 今日はプライベートの用事で東京へ出かけたのですが,途中でうっかり間違って1時間早く出てきてしまったことに気づきました。まあ,逆じゃなくてよかったです・・・。coldsweats01

 さて,どうしよう,と思ってぷらぷら歩いておりますと,なにやら満開の桜が植わっている道に出ました。さすが東京,年間を通してワタクシの地元より気温が数度高いだけのことはありますねー。ワタクシの地元では,まだ咲き始めたばかりであります。

 ふらふらと桜並木に誘われてゆくと,なんと絶好のお花見ポジションにカフェ発見。カフェに入ると,これまたラッキーなことに窓側の席が空いていました。さすが平日の午後,ということでしょうか(ビバ,自営業!)。ケーキセットを頼んで,のんびりと満開の桜を眺めながら,贅沢なひとときを過ごすことができました。

 東京の桜が終わりに近づく頃,ワタクシの地元では満開を迎えます。より長い間桜を楽しめるのは,遠距離通勤の数少ない余録と行ったところでしょうか。

 いずれ大金持ちになったら,桜前線と一緒に沖縄から北海道まで3か月かけて北上する究極のお花見ツアーをやりたいものであります。catface

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東京入管に行ってきました

 がぶりぽん事務所のある県には,入管の出張所があります。この出張所で申請すると,書類は審査のためにまとめて週に何回か(1回というウワサもあり)東京入管へ送られるのだそうです。なので,急ぎ案件の場合は東京入管へ行った方がいいよ,と地元の先輩がたはおっしゃいます。

 今日はワタクシは朝5時に起きて,お急ぎのお客様のために品川の東京入管に行ってきました。見学希望のOkeiさんと待ち合わせをして,8:20頃現地着。列の最後尾でしばらく待つと8:30頃開場しましたので,急いで窓口に行き番号札をゲット。そのまま9:00の業務開始を待ちました。見ているとあっという間に長蛇の列に。早く帰ろうと思ったら,8:30前に待機しとくのがコツのようであります。東京入管に関する事前情報を提供してくださったOkeiさんに感謝であります。shine

 順番は3番目でしたので,それほど待つこともなく呼び出しがありました。書類を提出して,ドキドキしながら待っていると,無事に受理されて受付票が交付されました。

 実はビミョーに足りない重要書類があって,とりあえずFAXで送ってもらったものを添付していたので,今日はリジェクトされるのではないかと心配していたワタクシ。受理してもらえて本当にホッとしました。

 今回得られた知識は次の通りです。

1 提出書類のファイリング

 提出書類が分厚くなってしまっても,パンチ穴をあけるのはNGらしいです。ワタクシは今回,合計95ページの書類を4個のダブルクリップでまとめ,クリアファイルに無理矢理突っ込んで提出しました。

 クリアファイルは返してくれましたが,ダブルクリップは返してくれませんでした。純金のダブルクリップとかは,あっても使わない方がよいでしょう。

2 FAX受信データでも受け付けてくれた書類

 (1) パスポートコピーが一部抜けてますよ!→抜けてるページをFAXで送ってもらいました。

 (2) 履歴書のカバーレターにサインがありません!→サインしたのをFAXで送ってもらいました。

 これらの書類は後日原本・コピーを追完できるよう,郵送してもらっています。提出しといて言うのもなんですが,FAXでもらった書類で受け付けてくれるとは驚きであります。

 さて,受付されたからといってもホントは喜んでいるわけにはいかないのであります。でも今回は形式的なレベルで既に突っ込みどころ満載だったので,受理されただけでも大喜び適状であります。

 今回の遠征が壮大なる無駄足の序曲となる可能性もなきにしもあらずなのでありますが,少なくとも東京入管がどんな所かはわかりました。えらい混雑ぶりにビックリであります。あと,なんかコワイ行政書士さんが入管の中の人と口論していたのでビビりました。今後は地元のお客様の急ぎでない案件は,地元の出張所でいいや・・・でもたいていのお客様は急ぎというのがマーフィーの法則だったりして。

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立派な認め印がホシイです,今すぐ!

 明日は市内の先生のお供で証人として公証役場へ出かけるワタクシ。先ほど先生から持ち物等の最終確認のメールをいただきました。

持参するもの:①住所・氏名・生年月日がわかる身分証明書 ②認め印

 ふむふむ。ガッテン承知の助。

 ところが読み進めると次のようなことが書いてあります。

私は認め印は三文判では依頼者に失礼かなと思い,銀行印を使っています。

 ・・・ハイ?coldsweats01

 ワタクシの認め印はみーんな三文判。ちなみに銀行届出印も三文判でありますよ,小学校の卒業記念に学校からもらった思い出の品ですけど。

 三文判じゃないハンコは母からもらった象牙の印鑑がありますが,あれはフチが欠けているのでちょっと縁起が悪いのであります。よってボツ。

 先生のありがたい一口メモは,「持って来るのは認め印だが三文判だと依頼者に失礼だから銀行印を持参せよ」という指令と読めなくもない。了解ですタイチョー,と言いたい気持ちはやまやまですが,ゴージャスな銀行印をこしらえようにも,今からでは明日の朝に間に合いません。

 先輩の依頼者様に失礼があってはなりませんので今回に限って実印を持って行くことにします。ま,言わなきゃわかんないからきっとダイジョーブ!

 それにしても,こんなことになるのでしたら,次回までにいわゆる銀行印みたいな認め印を準備しなくてはなりませんね。

 ちなみに,「通帳と一緒に印鑑を保管してはいけません」ってよく言いますでしょ。みなさまどうしてますか?

 ワタクシはもちろん,通帳と一緒に印鑑を保管しておりますよ。いいんです,ダイジョーブなんです,だってその印鑑,3本あるけど全部ダミーなのでありますから。フハハハハ。

 泥棒さんが通帳と印鑑を盗んで,銀行に行ってくれたら全部ハズレなので足がつきまくるという作戦であります。ウーム,我ながらグッドアイデア。catface

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タイムチャージ制について思う

 先日こちらの記事で触れた外注先探しの件ですが,その後無事にいいところが見つかりました。

 ちょっと特殊な分野でしたので,ネットでホームページを見て回り,①経験豊富そう,②ある程度規模があって簡単にパンクしなさそう,③明朗会計,という基準で選んだところにメールで扱い分野の問い合わせをいたしましたら,スピーディーかつ素晴らしい対応で,「この事務所なら」とトントン拍子に話が進んだのであります。

 その対応ぶりには「ああ素晴らしい,ワタクシも見習わなければ」と心底感心いたしました。

 その事務所は報酬体系もとても参考になるものでした。扱い金額による従量制と,事案処理に要した時間で課金するタイムチャージ制を併用したもので,ボッタクリと取りっぱぐれの双方を防ぐ仕組みです。長期案件は3か月ごとに一定金額を請求し,事案終了のときに残金を回収。まことに公平な報酬体系だと思いました。

 ちょうど今ワタクシは本来そんなに難しくないはずの業務に特殊事情がいくつも重なってこんがらがっている事案を扱っておりまして,がぶりぽん事務所では固定料金制でお受けしているので,時給換算したらボランティアになるんじゃなかろうかという危機感を募らせているところでした。その状況でこの事務所の報酬額説明を見て,タイムチャージ制の併用というのもなかなかいいかもしれない,と思えてきたのであります。

 タイムチャージ制は欧米の法律事務所などでは最も一般的な報酬額決定方法です。簡単な事案の報酬は安くなるし,難しい事案は高くなります。とっても公平でありますね。でも,依頼者様にとってはご自分の事案にかかる費用が最終的にいくらになるかわからないという不安があるので,そういう報酬額決定方法を採用する際には,お問い合わせをいただいた際に事案を的確に評価して,素早くビシッとお見積りを出し,おおむねお見積り通りの時間内で事案を処理できることが前提となります。

 とういことはつまり,タイムチャージ制を採用するには豊富な経験が不可欠の要素となる,ということでもあります。どうしてかというと,タイムチャージ制というのは公平な報酬額決定方法であるがゆえに支持されているのですが,同じ事案を処理するにしても経験豊富なエキスパートはサクッと片付けられるのに対し,経験が浅いがゆえに手際の悪いぺーぺーが処理するとやたらと時間ばかりかかることになり,まったく公平な課金方法としての前提を欠いてしまうからです。それに,そもそも経験豊富じゃないと正確なお見積りもできません。

 そんなわけで,ワタクシとしては経験豊富と言えるようになるまではこのまま固定料金制で頑張ろうと思います。もちろんこれは将来の値上げの可能性を否定するものではないことはいうまでもありません。諸物価高騰の時節柄,ワタクシとしても便乗値上げしたい気持ちはきちんとございます。

 ワタクシが経験豊富になる日はいつ来るのでありましょうか。とりあえず,ちゃんとつけないと懲戒される上に罰金MAX百万円にして,厚さ1.5センチの,書士会謹製事件簿が全部埋まった日,と軽く心に決めてみました。その日を迎えましたら,タイムチャージ制を導入させていただきますよ奥さんっ!!

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翻訳と文書作成

 今日は急ぎの翻訳の仕事があったのでそれを片付けました。祝日でしたが天気も最悪でしたし,早くスッキリして先に進みたかったのであります。

 今までは英語関係のお仕事だと,タダ働き案件である友人の本の翻訳は別とすれば,意外にも純粋な翻訳というのはあまりありませんでした。ご希望の内容をうかがって,一から文書を作るという,英文文書作成業務が多かったのであります。

 英文文書作成業務も,まあそれなりにルーチンでサクサクできるのですが,今日,かなり量の多い翻訳をしてみて,一つ気がついたことがありました。

 文書の内容を一から考えなくていいって,スゴくラクですshine

 ワタクシ以前から文書作成というのものに苦手意識を持っておりました。若い頃に比べれば大分マシにはなってきたと思っているのですが,翻訳がこんなにラクチンに感じるということは,まだまだ精進の余地ありということなのでありましょう。

 うーむ。もっと数をこなして慣れてゆくしかないのかなぁ。

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国際消費者契約について勉強しました

 今日は古巣の学校の課外講座で国際私法の授業に出席しました。

 教室で勉強するのは超ひさしぶりでしたが,たまに行く分にはいい雰囲気でありました。もう卒業してますから留年のプレッシャーもなく,気楽なもんでありました。

 今日勉強したのは法適用通則法11条の消費者契約の特例。消費者契約であることを認定できたら,あとは11条6項各号所定の除外事由にひっかからないことを確認し,1項から5項までで準拠法を決める作業でした。

 まあ,消費者保護を手厚くしようというのが法の趣旨なのでありますが,たとえばクーリングオフなりなんなりを使って解除する,金返せ,と外国の会社に通知してですよ,お金が返ってこなかったら裁判するしかありません。管轄の問題をクリアして,どうにか日本で裁判して,勝訴・確定したとしても,仮に相手の会社に日本国内財産がないため外国で執行する必要が出てくるとなると,現地で判決の承認・執行のために弁護士を雇うことになります・・・一体トータルでいくらかかるのでありましょうか。

 そのあたりの損益分岐点がいくらになるのか,ヒジョーに気になった授業でありました。

 ちなみに,法適用通則法に関する,薄くて読みやすい解説本の定番はこちらです。教室を見回した限り,国際私法を勉強する学生さんはほとんど持っていて,会社法における神田先生の緑の本なみの定番度のようです。

解説 法の適用に関する通則法―新しい国際私法 Book 解説 法の適用に関する通則法―新しい国際私法

著者:神前 禎
販売元:弘文堂
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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登録して1年経ちました

 えー,本日でワタクシが行政書士登録されてから1年間が経ちました。早いものですね。

 登録したときには,1年目では依頼どころか問い合わせすら来ないだろうとタカをくくっていたのですが,いろいろなところに顔を出したせいか,いろいろなご依頼やお問い合わせをいただいて嬉しい驚きとともに日々の業務に励んでおります。

 ご依頼を迅速確実に処理しつつ,今後も国際法務を中心に依頼者様のお役に立てますよう,いっそう研鑽を積んでまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。

 開業しようかどうか迷っている方のご参考までに申し上げますと,事前に資金手当てしておけばとりあえず開業して1年経っても死にはしないみたいですよ,3年経ってまだ生きていたらダイジョーブ,というのもあながちウソではなさそうですよ,というのが2年目に突入する時点での感想です。

 登録1年目はどんな様子かというと,ちょっと古いですが「エキセントリック少年ボウイのテーマ」や「同エンディングテーマ」が上手いこと雰囲気をつかんでいるように思われます。そんなの聞いたことない,というナウなヤングはレンタルビデオ屋さんで「ダウンタウンのごっつええ感じ」を借りて勉強してみて下さい。

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「お断り」したりされたりの一日

 今日は依頼をお断りしたり,逆に断られてしまったりという「お断りの日」でした。

 お断りしたのは短期滞在の査証申請。報酬額を尋ねられましたので,お答えいたしますと,「○○事務所だといくらでやってくれるんだからそのぐらいでやってよ」とのこと。がぶりぽん事務所の3分の1くらいのフィーでした。すごいなー,○○事務所って,以前支部で話題になっていた超絶激安事務所のことかな,などと思いつつ,「申し訳ありませんが当事務所ではその報酬額ではお受けできませんので,○○事務所にお問い合わせになってください。」とお断りしました。

 報酬額を理由にお断りするのって,案外ラクですね。面倒なのは他の理由でお断りするときだと思います。なんで受任できないのか説明しないといけません。

 それから,報酬額を安く設定するのは関係法規に抵触しない限りオッケーなのでありますが,同業者ネットワークを構築しようとお考えの新人さんには,他の先生に外注に出せるくらいの価格設定をしておくことをおススメいたします

 たとえば,相場では5万円くらいの業務があったとしましょう。あなたの報酬額も5万円に設定されていたとします。依頼があって,受任したけど,どうしても処理できない事情ができたので,依頼者様の了解を取ってこれを外注に出すとします。そうすると,だいたい5万円でなら他の先生に受けてもらえる可能性が高いというわけです。

 ところが,あなたが相場5万円の業務に3万円の報酬額を設定していて,同様の状況が発生したとしましょう。外注に出そうにも相場は5万円ですから,3万円で受けて下さる先生はなかなか見つからないかもしれません。急ぎ案件ですとシノゴノ言ってられませんから,5万円で外注に出して2万円かぶらなきゃいけない可能性すら出てくる,という危険性が潜んでいるのであります。

 さて,本日逆にお断りされてしまったのが,昨年末に内諾をとっておいて先月正式に発注した他資格の業務であります。内諾を取ったときにはオッケーだったのですが,その後の2か月間に先方に他の依頼が集中したため,ウチから依頼を出したときにはパンクというか過積載というか,とにかくもう1件たりとも受けられない状態になっていたのだそうです。で,申し訳ないけど,ということでお断りされてしまいました。

 アイタタタ,という感じですが,他をあたるしかありません。いい事務所が見つかることを祈るばかりであります。

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ネットワークの必要性について思う

 おかげさまで,閑古鳥飼育所だったがぶりぽん事務所にも,最近はなにやらご依頼が増えてまいりました。ウソのようなホントの話であります。ご近所の先輩によるとかなり早い方だそうで,ありがたいことであります。

 仕事が増えるとどうしてブログの更新が滞るのかも,だんだんわかってまいりました。(笑)

 あれはですね,忙しいからというより,一日のうちに考えたことの大半に守秘義務がかぶってくるので,思ったことを書こうにも書けないという状態がときどき発生するのであります。全部伏せ字で書いてみるとそれはそれで面白いのかもしれませんが,それだとあまりにもアレでありましょう? それが原因の6割くらいではありますまいか。あとの4割は眠気が原因と見ております。

 そんなこんなでブログの更新をサボりつつ,ご依頼いただいた案件は迅速かつ確実に処理するよう心がけておりますが,そのように日々を過ごしておりまして,ある日ふと次のような不安が心をよぎったのであります。

 「今ワタクシに万一のことがあったら,依頼者様に大変なご迷惑がかかってしまう」

 これから行政書士として,または他の事業で開業を考えておられる方は,万一の場合(交通事故とか急病とか)にお客様へご迷惑がかからないような体制作りを早めに検討された方がよいと思います。

 特に開業当初は「他社との差別化」と申しますか,他の同業者にはない,自分だけの特長というものをよく考えて,それをメインにしてゆくのがセオリーと言われております。でもですね,自分しかできないということは,自分が戦闘不能になったら誰もかわってくれる人がいないということでもあるのです。

 ですので,開業当初の閑古鳥飼育業務の合間に,自分の扱っている分野の業務を処理することができる,信頼できる同業者とのネットワークの構築をしておかれるとよいと思うのであります。できれば,万一の場合の連絡や引き継ぎの段取りも決めておくと安心ですね。

 これがワタクシの理解したネットワークの重要性という論点であります。同業者ネットワークというと,仕事のまわしっこをしてマージンをもらうビジネスモデルのように聞こえるかもしれませんが,その解釈はちょっとピントがずれているような気がいたします。自分に万一のことがあった場合のリスク回避がネットワークのキモなのではないかなー。違ってたらごめんあそばせなのでありますが。

 そんなわけで,ワタクシ以前はネットワークを重視するか一匹狼スタイルで行くかは好みの問題だと認識しておりましたが,結局,一匹狼スタイルはあまりにリスキーであるという結論に達しました。

 がぶりぽん事務所では,バックアップ体制の充実を図るとともに,長期案件のご依頼をお受けするときには,あらかじめ緊急時には他の先生がバックアップにあたることをご了解いただくかたちで,万一の場合に備えることにしています。

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創業塾の同窓会に参加しました

 昨日は,午前中に市内の無料相談会に出席し,午後から創業塾の同窓会に参加してきました。

 無料相談会は,前日深夜まで『たしか今月は当番じゃなかったハズ』と思い込んでおり,念のため寝る前に確認したところバッチリ当番であることが判明したのでありました。他人事モードで読み飛ばしていた相談会連絡メーリングリストをチェックしたところ,おおむね定番の相続ネタでしたので,予想される論点を勉強して3時過ぎに就寝したのでした。

 相談会では勉強していったところが役に立ちました。なんだかそのまま依頼につながりそうな気配が漂い始めたところで終了。ダッシュで駅に向かい,そそくさとランチを済ませて同窓会会場へ。

 会場では昨年秋の創業塾で燃える商魂を確かめあった仲間達が多数集結しておりました。でもお楽しみの懇親会の前にはセミナーがあったのであります。寝不足に昼食後のワタクシはまさしく就寝準備完了というコンディションでしたので,セミナー開始と同時にカバンに常備してあるエスタロン・モカ錠剤と眠気覚ましガムでドーピングをして乗り切りました。ちなみにワタクシ,仕事で使うカバンは複数持っているのですが,その全てに名刺入れとエスタロン・モカが仕込んであります。ないと困るものは絶対に忘れないようにという工夫です。

 セミナーはIT活用術の話だったのですが,ホームページなんて考えたこともない,という方には高度すぎ,ホームページもブログも持ってるけどもっとスゴい使い方はないのんかい,という方には物足りない,という帯に短しタスキに長しのビミョーな長さのファブリック,といったところでありました。

 懇親会では懐かしい面々としゃべりたおし,その流れは二次会・三次会でも変わらず,ビジネスプランの話で激しくそしてうるさく盛り上がりながらふと時計をみると,23時。駅まで走ってゆく終電シンデレラことコンサルタントのハナちゃんを見送って(^-^)/~,ご近所在住の参加者はるちゃんのクルマに乗っけてもらって帰宅しました。

 もうだめ,おねーさんはグロッキーですよ,日曜はゆっくり寝るんで朝8時台に電話を下さるお客様にはもれなく1万円チャージさせてもらいますよ(←燃える商魂がくすぶっている),などとつぶやきつつ就寝したのでした。

 幸い今朝はゆっくりすることができました。頑張っている仲間達を見て,ワタクシも一日も早く交通至便な場所に事務所を構えよう,そして朝8時台の電話におびえずにすむ暮らしを手に入れるのだ,と心に誓いました。

 終電シンデレラにして凄腕子連れコンサルタントのハナちゃんのブログはこちらです。

 絶賛炎上中更新中の熱いブログなのでぜひ一度ごらんください。

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破産手続開始決定と取締役

 先日の送別会で,久しぶりに会った友達と会社法の話をしました。

 がぶりぽんチョコ「取締役と会社の関係って委任じゃん。(会社法330条)」
 友達「うんうん。」
 がぶ「委任の終了事由の中に,破産手続開始決定ってあるじゃん。(民法653条2号)」
 友達「あるね。」
 がぶ「ってことはさ,取締役について破産手続開始決定があると,会社との委任関係が終了するから当然に取締役としての地位を失うんだよね,きっと。」
 友達「うんうん。」
 がぶ「でもさ,破産手続開始決定って,委任の終了事由ではあるけど,効果発生の障害となる事由ではないわけでしょ。」
 友達「そう読めるよね。」
 がぶ「だったら,すでに破産手続開始決定もらった人に,これから何か委任するのはオッケーなんだよね。」
 友達「多分ねー。」
 がぶ「だったらさ,破産手続開始決定もらって退任しちゃった取締役を,すかさず総会で再度選任すれば取締役を続けられるんじゃないのかなー。」
 友達「そうかもしれないね。」

 以上のようなやり取りの後,弁護士の先生のところに行って,同じ話をいたしました。ワタクシは在学中にいろんな思いつきを展開して恥をかき,その恥ずかしさとともに正しい知識を記憶に定着させるという捨て身の勉強法をとっておりました。今回も久しぶりにその方法で勉強しようというワケであります。

 さてどうでしょう,この取締役復活スキームは使えるのでありましょうか。

 すると先生のお答えは,「破産手続開始決定出た人に何かを委任するのは可能だよ。でも破産は会社法で取締役の欠格事由でしょ,だからダメ。民法ではオッケーでも会社法でダメなんだ。」とのことでありました。

 欠格事由にそんなんあったっけ,と思いながらも「ウーム。そうでしたか。会社法上の欠格事由とはぬかっておりました。後で条文確認します。」と言って引き下がったワタクシ。

 その後調べてみたら欠格事由になってないじゃあーりませんか(会社法331条)。

 ここは会社法になるときに「早期の経済的再生の機会を与えるため」という立法趣旨で欠格事由から外されたという,改正のポイントみたいなところだったのであります。

 欠格事由でないのなら,きっと再度選任しとけば復活できるのでありましょう,たぶん。ま,定款で資格制限されてなければの話ですが。

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恩師の送別会に参加しました

 学生時代にお世話になった先生が今月で退職なさるということで,古巣の学校で行われた送別会に行ってきました。卒業生もずいぶん来ていて,さながら同窓会のようなノリで大いに盛り上がりました。宅配ピザがビュッフェテーブルに置かれてから20秒でなくなる光景も,卒業して1年近くたった今ではなにやらノスタルジーを感じさせました。

 しかしワタクシも乾杯直後に電光石火の早業でイクラと穴子のにぎり寿司をゲットしましたから,まだまだ腕は衰えてはおりません。ピザも合計二切れゲット。まずまずの戦績でありましょう。

 先生は4月から隠居するわけではなくて,実務の世界に戻られるのだそうです。いつかワタクシが成長したころに,バリバリ働いている姿をお見せできたらいいな,と思っています。きっとその日はすぐなので,お別れといってもちっとも寂しくありませんでした,と言っておけば実現する確率が上昇すると思うので書いておきます。

 学校も春休みに入り,卒業生も参加できる課外講座が開講されます。せっかくの機会ですから積極的に参加して,知識のブラッシュアップを図りたいと思っています。

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日曜の朝のご依頼

 本日は日曜日。日本全国がゆっくり休んでいるものと思って油断しておりましたら,朝8時台にお客様からのお電話が。嬉しい悲鳴と申しますか,自宅兼事務所のメリット・デメリットを満喫した朝でありました。

 お電話は公正証書原案作成のご依頼でした。お話をうかがった範囲では,ちょっと特殊な事情があるようでしたので,公証人や司法書士の先生方としっかり打ち合わせをしたうえで,迅速なスケジューリングをしていきたいと思っています。

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