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2007年9月に作成された記事

国民生活センター業務縮小へ

 昨日のことだったと思いますが,日経新聞で国民生活センターの業務が縮小されるという記事を読みました。消費者からの直接相談業務の廃止と,商品テストの外部委託が主な内容です。

 廃止の対象になっている直接相談業務というのは,半分が消費者からの相談で,残り半分は地方にある消費生活センターの人が,自分では対応できないような複雑で難解な事案に出くわしたときに相談しているそうです。消費生活センターの人も相談できなくなるんでしょうか? そうすると消費生活センターに複雑案件を持ち込んだ消費者が困ってしまいますね。

 ワタクシは一瞬,政府がシブチンで国民生活センターに無理な経費削減を迫ったのかと思ったのですが,行政改革推進事務局のホームページにあるこちらの記事を見ますと,業務縮小を言い出したのは,政府ではなく国民生活センターの中の人,というように見えます。

 国民生活センターから消費者相談と商品テストをとったら何が残るのか,とっさには思いつかないワタクシとしては,業務縮小化に文句をたれまくっている弁護士会等の意見に基本的に賛成であります。

 行政書士会からのコメントにはまだ接していませんが,どういうスタンスなんでしょうかね。国民生活センターや消費生活センターは消費者相談分野でのライバルだから,業務縮小は歓迎するということなんでしょうか? ハハハ,まさかねぇ。

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定額小為替を買いに行きました

 定額小為替というのは,小口のお金を送金するときに使うもので,手紙と一緒に送ると,受け取った人は郵便局に持って行けば額面のお金が受け取れる,という便利な紙切れです。100円とか50円とかの細かい額にも対応していて,世間ではコミケに行けない人が同人誌を通販で買ったりするのに使ったりしています。

 行政書士がこれを使うのは職務上請求書で戸籍謄本や住民票の写しを取り寄せるときでしょう。郵送を依頼する市区町村役場に手数料を支払うときに使います。一般の方でも本籍地が遠方の方だと使ったことがあるかもしれませんね。

 さて10月1日から郵便局の定額小為替振出手数料が現在の10円から100円に値上げされるというショッキングな業界情報に接したのがしばらく前のことでした。今750円を送金しようと思ったら,500円の小為替1枚,200円のを1枚,50円のを1枚入手すればよく,手数料は合計30円です。これが10月1日から手数料300円という大変なボッタクリになるわけですが,なぜか世間では大騒ぎになっておりません。やっぱり同人などをなさっておられるクリエイティブな方々しか関係ないのでありましょうか。

 もっとも,定額小為替の値上げと同時に普通為替の大幅値下げが行われます。普通為替というのは基本は定額小為替とよく似た紙切れなのですが,金額を自由に決められるところがミソであります。この普通為替の手数料が,今までのボッタクリ価格から今度は100円になります。つまり750円送りたければ750円の普通為替を1枚振り出してもらえばいいわけですので,冷静に考えれば実質値上げ幅は最大で100円までということになりますね。

 しかしながら,たいていの場合定額小為替を3枚組み合わせれば用は足ります。30円から100円への値上げもかなりムカつくものがありますし,それに300円送金する場合の手数料率が33%というのはやっぱりボッタクリではありますまいか。貧乏人,もとい,賢い消費者であるワタクシとしては生理的に勘弁ならんものがございます。

 仮にワタクシがお金持ちだったとしても,デメリットはかなり大きなものがあるのであります。といいますのも,手数料はそれぞれの役所で金額が異なりますし,必要な書類の数もその時点にならないとわかりませんから,定額小為替のように事前に準備しておいて,その場で適当に組み合わせるという技が使えないのであります。そして為替の振出は,あのいつもメチャクチャ混んでいる「貯金・保険」の窓口で行いますので,30分から1時間くらい並ばなければならないのです。急いでいるときなんかは憤死してしまいそうな長さに感じることでありましょう。

 そんなわけで,暑くて先延ばしにしておりましたが,そろそろギリギリということで今日は郵便局に定額小為替を買いに行きました。半年でこのくらい使えたらいいな,という夢と希望の溢れる枚数を揃えました。余ったら自分で換金するか,1枚につき20円上乗せして同業者の皆様にお譲りする予定です。

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スターバックスのチャイ・ティー

 今日は,母が病院に薬をもらいに行くというので,向かいのスターバックスで待っていました。微妙に久しぶりなスターバックス。チャイ・ティーがメニューに入っていたので,インド料理店で出されるチャイがマイブームなワタクシは早速頼んでみました。今日は涼しかったのでホットにしてみたのですが,うーん。ちょっとスパイスとお砂糖がきついかな,という感じでありました。アイスで頼むとまた違った印象なのかもしれません。というわけで次回アイスで再チャレンジの予定であります。

 暑さのため先延ばしにしてきた観葉植物の鉢替えをしたり,ひな形作成や,ペースが落ちつつある英書の翻訳を進めたり,今日は地味な作業をいろいろこなしました。過ごしやすい気候のときはいろいろはかどる気がいたしますね。外出するのに覚悟がいらなくなりつつあることもありがたいことであります・・・ってもうすぐ10月ですよ奥さん!

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英米法における認知

 以前こちらの記事で,「英米法では遺言による認知は認められないのか」という疑問について触れました。今日はその後調べたことを少し書きとめておこうと思います。まだあまり勉強が進んでいないので,間違ったことを言っている可能性がありますから,くれぐれもご注意ください。

 さて,とりあえずwikipedia(英語)とdesktoplawyer.co.ukで調べたところでは,非嫡出子にその父親との親子関係を発生させるには,出生届の提出時に父親同伴でその人物を父親とする届けをするか,自分の父性を自認する父親の宣誓供述書を添付して提出する方法が一般的なようです。

 事情があって出生届時に父親の同意を得られず,後日父親を決める場合,裁判所に申立てをするようであります。これを受けた裁判所はまず①父親の宣誓供述(書)によって,それがなければ次に②その他の証拠によって問題の人物が子の父親かどうかを決めます。②のその他の証拠は証言やDNA鑑定などいろいろで,ほぼ無制限。あるもの何でも持ってこい,というノリであるようです。

 ①父親の宣誓供述というのは,宣誓したうえで虚偽の供述をすると制裁があることから,確かにホントに違いないという考え方なのではないかと思われます。それじゃ日本で公正証書遺言を作ればそれが①になるのかといいますと,ワタクシはちょっと疑問に思っております。どうしてかというと,公正証書遺言を作る際の公証役場手続きを思い浮かべるとわかるかと思うんですが,偽証の制裁なんか警告されませんでしょ? つまりアレは宣誓をしてないんじゃないか,したがって宣誓供述にはならんのじゃないか,と思うのであります。ま,②のその他の証拠としてはかなりイイ線いくと思いますが,争いになった場合にDNA鑑定が必要になってより多額の費用がかかるかもしれませんね。

 それじゃどうしても①が欲しいとなれば,どうすればいいのかといいますと,ワタクシは公正証書遺言とは別に,公証人法58条の2第1項の,宣誓認証を使えばよいのではないかと思っています。もっとも,どのみち現地での遺言執行は復代理で現地の弁護士にやってもらう必要があるでしょうね。ということは遺言書に遺言執行者は復代理を選任できるとハッキリクッキリ書いておく必要がありそうです。

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英語版ホームページ作成への道

 先日こちらの記事でご紹介した「ブログで作る簡易ホームページ」がなかなか簡単だったので,まったく同じ方法で,同じ内容を英訳しただけの英語版ホームページを作ったらどうかと思うようになりました。ココログベーシックからココログプラスに移行すれば,3つまでブログを持てるようになりますし,ココログロゴを消すこともできます。

 ところがこの方法には意外なところに難点があることが判明しました。ベーシックやプラスでは,ブログでの使用言語を選択することができるようになります。しかしそれはメインページのみ。プロフィールの表示項目は現時点では日本語にしか対応していないというのであります。このことはニフティに問い合わせをして確認しました。

 うーん。どうしよっかなー。英語圏の人がせっかくプロフィールを見てくださっても,突然日本語が表示されたらびっくりしてしまうでしょう。この程度のことも英語で表示できない人に仕事は頼めないと思ってしまうかもしれません。

 「コンタクト」を「contact」に表示し直す程度のことは技術的はそれほど難しいことではないでしょうから,ニフティさんにはできるだけ早く対応してもらいたいところですが,それまではまたマイリストを使って,プロフィールを書いた記事にリンクするという方法で対応するしかないかな,と思っています。

 こういうのは「百聞は一見にしかず」なので実際にお見せしながら説明できればよいのですが,がぶりぽん事務所の英語版ホームページを作成するのは,コンテンツの翻訳が完了してからになりますので,たぶん来月になる予定です。期待しないでお待ちください。

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領収書の整理をしました

 今日は,市内在住のオタクのUsherくんにおススメのコーヒー屋さんを教えてもらいました。カプチーノとケーキを注文しましたらこれがホントにおいしくてビックリであります。リフレッシュして帰宅後,勢いに任せてたまりにたまった領収書を整理することにしました。

 お金の出入りは経理ソフトで忘れないうちに入力する習慣がついたのですが,ここしばらくワタクシは入力済の領収書を領収書保管用の封筒にポイして,そのまま放置していました。その封筒をデスクの上に置いておいたのですが,当然のことながらどんどん太ってきて,最近では見るたびに「ああーそのうち整理しなくちゃいかんなこりゃ」とうんざりしていたのであります。こういうのは精神衛生上よろしくありません。デスク周りは整理しておかないと運気が下がるという噂もありますし,ここはファイト一発!きちんとファイルすることにしました。

 領収書の保存期間は確か7年。そのためのファイルはこしらえてあるので,あとは日付の古い順から並べてペタペタとはり付けて行けばオッケーであります。テーブル一面に領収書を展開し,日付順に整理し,ひたすらペタペタ。ところがやってみるとこれが意外に早く済んでビックリであります。こんなことならサッサと片付けておけばよかったですねー。これからはうんざりする前に整理しようと思います。

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この歳で青春はつらいよ

 昨夜は3日連続の講座の打ち上げ後,若い友人達の勉強や恋愛の悩みに耳を傾けつつ,カラオケの3次会でオールしました。同席した若者は「今月でオールは3回目」などとのたまっていましたが,若者の体力ってスゴいなぁ。

 幽霊の出る友人宅に泊めてもらうはずでしたが,解散した頃には電車が動いていたため,そのまま電車を乗り継いで家にたどり着いたのが朝7時。幽霊が見られなかったのはザンネンですが,あのまま友人宅に行ってももう立派な朝でしたので幽霊の出現は困難だったと思われます。

 そして帰宅後仮眠を取り,目覚まし時計を3個使用して昼に起き,午後から支部の研修会に参加。その後の食事会から先ほど帰宅したところ,というわけであります。エスタロン・モカを服用せずに研修をのりきったのはまさに奇跡であります。

 ワタクシも若い頃は疲れなぞヘッチャラであったような記憶がうっすらと残っておりますが,この歳で若者と一緒に青春するのはなかなかハードなものがありますね。というか,オネーサンはもうグロッキーですよ。(>_<)

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殺意の勉強後,幽霊の出るお宅へ

 今日はヒートアイランド東京訪問2日目でした。刑事事実認定の勉強会があったのですが,疲れて眠くて講義中のつっぷし寝はもとより電車の中でも頭ゴーンしていたのはヒミツであります。

 講義中はところどころ意識を失いましたが,「殺意の認定」のお経を覚えてまいりました。ときどき人を殺した人が「殺す気はなかった」などと殺意を否認することがありますが,実際のところどうだったのかはこんなところに出てきます,というありがたーいお経であります。

 「凶器の種類・形状・用法,損傷の部位・程度,動機,犯行後の行動

 サンプルとして,刃渡り10センチのナイフ(殺人にピッタリですね)を被害者に向けて右手で持ち(うわ,やる気ですか),被害者の腹部(そんなとこ刺したら死んじゃうかもしれません)に深さ11.5センチの傷ができるほど(刃渡りより長いじゃないですか,スゴい勢いだったんですネ)体当たりして刺し(体当たりですか,それじゃ傷が深いのも納得です),刺した後のセリフが「顔を見られたからには仕方がない」(口封じですかワーオ),そして犯行後車で他県へ逃亡(逃げるしかないようなことをした自覚はあるんですね),という事案を検討しました。

 「殺す気はなかった」ですって? またまた何をおっしゃいますやら,というわけであります。

 読者のみなさまも,この殺意の認定のお経をとなえながら新聞の三面記事などをご覧になると,「殺す気はなかった」という事件をより興味を持って読むことができるのではないでしょうか。ぜひお試しください。

 さて明日は勉強会の最終日で,打ち上げ後に幽霊の出る友人宅に一泊する予定であります。

 友人宅にお世話になるのはこれで2度目ですが,今度はワタクシにも目撃できるでしょうか。もし何か体験しましたら,さっそく報告させていただきます。もっとも,明日は疲労もピークに達しているでしょうから,朝まで爆睡のような気がしているのですが・・・。

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ヒートアイランド

 今日は久しぶりに東京に出る用事があって,夜遅く帰ってきました。

 東京で電車に乗るときはじっとりと汗がにじむほど暑かったのですが,地元の駅で降りるときには風がひんやりクール。年間を通して3度くらい違う感じがします。桜の時期も地元の方がだいぶ遅いです。

 さすが東京はヒートアイランド現象の本場ですねー。
 明日も明後日も東京行きなのですが,ゆであがってしまわないかと心配です。
 「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが,もうそろそろ暑いのはごちそうさまであります。神様KY。

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秘書代行サービスの導入を検討中です

 行政書士というのは外出の多い仕事です。補助者さんが留守番をしてくれる環境でしたら,外出中の電話にも対応してもらえますが,開業まもない新人はそういうわけにもまいりません。ボイスワープでケータイに転送しても,電波状況が悪かったり,面談中などで電源を切っていたりすることもあります。さりとて留守電というのも集客力の点ではイマ一億です。

 そこでワタクシ,ホームページ開設を機にボイスワープを利用した秘書代行サービスを導入することを検討しています。いろいろな会社のサイトを見てみましたが,たぶんこの会社にすると思います。電話代実費を考えても料金が一番リーズナブルなのと,その割にはサービスが充実していて,英語での問い合わせにも対応可能なところが魅力だと感じました。ワタクシはパスポート認証業務を行う関係で,海外の金融機関から確認の電話が入るかもしれませんので,英語対応はありがたいです。

 悩むのが導入のタイミングです。ホームページを作ったからって,すぐに問い合わせが入るとも思えません。うーん。問い合わせが3件来た時点で申し込もうかな。それとも,こういうのは早い方がよいのでありましょうか。

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ブログでホームページを作ってみました

 このブログを開設してから半年が経過し,ワタクシも何となく勝手がわかってまいりました。ブログにはコメントやトラックバック等のいろんな機能,また新しい記事ほど上に来るという特徴があるので,ブログとホームページはまったく別のもの,という印象をお持ちの方も多いかもしれません。

 しかしですね,ブログの入門書を手に取ってみますと,最初の方には「ブログってなに?」みたいな質問があって,その答えはたいてい「ブログとは,簡易ホームページです」というものです。

 簡易ホームページ。うーん,いい響きであります。そこにワタクシは「ホームページをいちいち自作するのがメンドクサイ人は,ブログを使って作ってみちゃどうですか」というメッセージを読み取りました。そこで今まで手渡し用にこしらえてきた報酬額表などのテキスト素材をちょっぴり修正しながら,ブログに流し込んで作ってみましたよ奥さん!! 

がぶりぽん事務所のホームページとりあえず完成でありまーす!

 コンセプトは報酬額表を見せること。ホームページには専門知識を惜しみなく展開し,得意分野を見せつけるというのが士業ホームページのセオリーですが,法律ネタはこちらのブログで展開しているのでリンクを張ってオシマイにしたという無精な,もとい,シンプルな構成になっています。やっつけ仕事にしてはサマになっていると思うのですがいかがでしょうか。(笑)

 ところでこのホームページを作るまでに,工夫したところを忘れないうちに書いておきます。これから作ってみようという方の参考になれば幸いです。

1 商用利用が可能かどうか確認

 事務所のホームページはココログベーシック(ニフティ会員限定)を使って作りました。ココログの規約では,氏名(実名)と電話番号(本物)を記載するという条件で商用利用が可能になっています(うろ覚えですのでご確認ください)。ベーシックは無料ですが,広告は出ません。

2 記事の表示順は「古いものが上」に設定

 「新しいものが上」のままで,日付を変えるという方法もあるでしょう。

3 コメント・トラックバックは「受け付けない」に設定

 ホームページに通常存在しない「ブログ特有のもの」は排除しています。「もっと安くなりませんか」とかコメントされても困ってしまいますしネ。ついでに日付表示とかもオフにしています。

4 トップ記事を「ごあいさつ」に固定

 トップに表示される記事を,「トップ」というカテゴリーに固定しています。これは,適宜追加する「おしらせ」記事を表示するためですが,特定の記事ひとつだけをトップに固定することもできます。

5 カテゴリーは順不同!(>_<)

 カテゴリーは,ココログのおすすめカテゴリーを全てオフにし,自作カテゴリーを追加しています。でも,カテゴリーの表示順はココログのシステムが勝手に決めてしまい,自分では管理できないようでした。

 そこでですね,どうしても下の方にまとめて表示したいカテゴリーは,カテゴリー設定をせず,「マイリスト」の「リンク」を使って表示させています。左サイドバーの,「国際法務以外のご相談」とか「免責事項・プライバシー」とかがそうです。

6 ココログロゴはココログプラス・ココログプロに移行すれば消せます

 ま,そんなに気にならないかな,と思ったため,放置して小銭を節約しています。

7 将来お金持ちになったら本物のホームページにする予定です

 その際は,内容は概ね完成しているので,デザインを決めて,お問い合わせフォームでもつけてもらうだけ。それほど時間はかからないハズ!(あとはお金だけ!)

 ・・・というわけで,今回の制作費は無料でありました。

 それはいいんですけどね,このホームページが原因で想定外や想定内の事態が発生したら,相談させていただくかもしれないので関係者の皆様あらかじめヨロシクお願いいたしますです,ハイ。

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これは便利!でも絶版!

 今日は,図書館で借りてきた本の中でとても便利な本があったので,ご紹介します。手元に置いておきたい本なので早速注文するつもりでしたが,絶版になっているようですね。ザンネン。でもみなさんのご近所の図書館にもあるかもしれません。一見の価値はありますので,ぜひ手に取ってみて下さい。

 「外国人労働者雇用管理マニュアル」という本なのですが,弁護士・税理士・社労士・行政書士が執筆しています。扱い分野は入管関係の話のみならず,税金の話,保険や年金のこと,身分関係のことなど多岐にわたっており,外国人労働者を雇用したときに発生する可能性のある問題や,相談されるかもしれないプライベートな問題をおおむねカバーしています。

 ワタクシが先日ない知恵を絞りつつチクチクと述べた渉外親族・相続がらみのネタも載っており,なんだかちょっぴり悔しい気分。この本を見れば済んだじゃーん,であります。でも間違ってなかったみたいなのでひと安心でした。

 ちなみにこの本,定価は3,780円なのですが,先ほどAmazonで調べてみたら47,250円のプレミア価格で1冊だけ古本が売りに出されておりました。出版社には復刊を熱烈に希望いたします。

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ホームページを持つとどうなる?

 がぶりぽん事務所には現在のところホームページがありません。その理由は単に自分で作るだけの技術と根性がないとか,外注する資金的余裕がないということだけではなくて,国際業務を専門にする行政書士がホームページを持つと,暴力団関係や外国マフィア関係その他血の掟を行為規範とするイリーガル系のお仕事をなさっている方々からの引き合いが多くなってとーっても大変,という話をいろいろなところで聞いたことにもあります。ひゅるるーっ。(>_<)

 一方で,「ホームページを作って報酬額表などを載せておくと,お客様が来所前に勝手に見て下さるので説明がスムーズになりますよ」という話や,「いまどきホームページを作ったぐらいで引き合いなんか来やしません。あんなのは名刺みたいなものですよ。その割にはメンテが大変でねー。」という話も聞きます。

 実際のところはどんなものなのでありましょうか。

 まあ,実際に作ってみてしばらく様子を見てみればおおよその見当はつくのかもしれませんが,最近の法律事務所女性事務員殺害事件などを耳にすると,ホントに作るのにはかなりの勇気が必要であります。

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もしかして,腱鞘炎!?

 ゲームが大好きなワタクシは,昼間は行政書士,夜はポッケ村の専属ハンターとして多忙な二重生活を送っております。昨日は就寝前にティガレックスとの激闘の末,痛恨の連敗を喫してしまいました。

 そして一夜明けた今朝,何やら左手が痛いことに気がつきました。ワタクシは右利きですので,大量筆記で痛くなるのは右手のはずであります。ところが今回特に痛いのは左手の親指の付け根周辺で,親指の第一関節にはマメができかけておりました。その後も鈍痛が一日続いております。何もしなくても痛むのでうっとうしく,非常に困っております。

 ハタと気がついたのですが左手はハンティングで使う手であります。これってもしかして昨夜の激闘のせいで腱鞘炎になりかけているのでしょうか。正直ほかに理由が思い当たりません。年甲斐もなくハッスルしすぎてしまったかもしれないと反省しております。とりあえず痛みがひくまではポッケ村のハンターをお休みする予定でありますが,今後は休肝日ならぬ休ゲー日を設ける必要があるかもしれません。うーむ。

 楽しいハンター生活をご希望の方はこちらをご覧ください。

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妄想超特急:特定遺贈で遺産債務をパージ(2)

 前回の記事にはオオワシさんからコメントをいただきました。担保権が設定されていればこのスキームがワークしない点についてはオオワシさんのご指摘の通りであります。

 では,この事案で担保権者のほかに一般債権者がいる場合や,債権者がすべて一般債権者である場合(身内の義理で無担保融資していた金持ちの親戚とか)はどうでしょうか。詐害行為取消権については,ワタクシも考えたのですが,まだ結論は出ていません。

 まず,詐害行為取消権の要件事実を「要件事実マニュアル 上巻 第2版 (1) 」(ワタクシが持っているのは旧版です)で確認してみますと,本件では

① 取消債権者の債権の発生原因事実
② ①が④よりも前に発生していたこと
③ ①の債権額
④ 債務者が財産権を目的とする法律行為をしたこと
⑤ ④の法律行為が取消権者を害すること
⑥ ⑤につき債務者の悪意

 ということになりましょうか。424条の条文では受益者・転得者の悪意が必要とされますが,条文の形式や公平の見地から受益者・転得者の善意(遺贈によって債権者が害されることについての)は抗弁で主張されることになっています。

 このうちワタクシが疑問に思ったのは,②の要件です。遺贈は単独行為で,意思表示の成立時期は遺言をしたときですが,効力発生時期は遺言者の死亡時です。法律行為をした時期は,遺言時と死亡時のどちらなのでしょうか。死亡時だったら問題ないのですが,遺言時とすると,遺言を作ってからお金を借りれば詐害行為取消権から逃れられることになります。

 次に気になったのは抗弁事実の受益者の善意なのですが,遺言が自筆証書遺言でなされており,作成に関与した行政書士が遺言書を年間5千円であずかっていたとか,秘密証書遺言でなされていたとか,公正証書遺言でも形見分けの際に謄本が出てきたとかの事情が立証されれば,遺言の効力発生時期である死亡時には,受益者Cは遺言書の中身を知りうる立場になかったといえる可能性があります。

 そんなわけで,詐害行為取消権が常に使えるというわけでもなさそうだ,という印象を持った次第であります。

 仮にワタクシが一般債権者の立場に立ったとしたら,詐害行為取消とともに遺言の解釈に難癖をつけるかもしれません。

 「特定遺贈とか言っているが,債権者を害する目的で特定遺贈をすることは債権者との信義に反し権利濫用であって許されない。してみれば本件遺言は遺産分割方法の指定にすぎないと解すべきであり,Cも相続人として債務を承継すると解するのが相当である。」

 ・・・とかなんとか。でも遺贈自体が信義則違反とか権利濫用とされた裁判例は見つからないんですよねー。ワタクシと同じようなことを思いつき,実際にチャレンジして失敗した人がいてもよさそうなものなのですが。

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妄想超特急:特定遺贈で遺産債務をパージ(1)

 昨夜就寝中,というか寝入りばなで朦朧としているときに,ふと変なことを思いついてしまいました。このブログは基本的にワタクシの日記兼チラシの裏ですので,以下昨夜の妄想を大展開しちゃいます。

 被相続人が資産を上回る債務を有していたとき,通常であれば相続人は相続放棄をするなり限定承認するなりして損をするのを防ぎますよね。その方法だと確かに自分がもらった財産を上回る負債をしょいこむことを避けることができるのですが,ズルい被相続人は,家族に財産を残しつつ,さらに家族に債務の弁済を免れさせる方法はないかと考えるはずです。

 そこで思いついたのが特定遺贈であります。特定遺贈が包括遺贈や相続と異なる点はいくつかありますが,そのうちのひとつは,包括遺贈や相続では財産と債務両方が移転するのに対し,特定遺贈だと基本的に権利だけが移転する点です。これを利用してなんとかなるんじゃなかろうか,と昨夜薄れゆく意識の中で考えていたのを,起床後首尾よく思い出したわけであります。

 亡夫Aに妻Bと子Cがいたとしますね。Aが次のような遺言を残しておいたらどうでしょうか。

「私の財産のうち,土地・建物・○○銀行××支店の預金・△△証券に預託してある有価証券はCに譲る。その余の財産と全ての債務は妻Bに相続させる。」

 これで妻Bが限定承認すれば,ほとんどの財産がCに移転したうえに亡夫Aの債権者はかかっていく財産を失うことになるんじゃないですかねー。

 しかしですね,そんな上手い方法があれば今頃みんなジャンジャン使っているはずであります。でもそうじゃないところを見ると上手くいかないのでありましょう。なぜ上手く行かないのでしょうか。ワタクシは何を見落としているのでしょうか。後日検討する予定ですが,とりあえずご意見募集中であります。(笑)

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イギリス人が日本で遺言を作るには

 昨日と今日は,「日本に長く在留し,日本に不動産とその他の財産を有するイングランド出身のイギリス人男性が,遺言によりイギリス人児童Aを認知するとともに,日本にある全財産をAに相続させる旨の遺言を作成したい」という想定で,国際私法やイギリス法について勉強してみました。

 先日大学の図書館で借りてきた木棚照一先生の「国際相続法の研究」(有斐閣)や,この夏にイギリスに行ったときに買ってきた「Last Will & Testament (Law Pack)」という書式集,それから東京高裁昭和63年10月5日判決などを参考にしたのですが,なかなか面白かったです。以下につらつら書いてみようと思いますが,あくまで私見ですので,そこんとこヨロシクであります。鵜呑みにしてヘタをお打ちになってもワタクシは関知いたしません。

 まず,遺言事項というのはいろいろあるわけですが,そのなかで認知というのがありますね。日本において遺言で認知ができるのは民法779条にそう書いてあるからですが,これは万国共通の制度というわけではありません。遺言で認知ができるかどうかは,認知の準拠法として指定された法で決まります。

 認知の効果は親子関係の成立ですので,出生後の認知の準拠法は通則法29条2項により認知のとき父の本国法または子の本国法によります。本件では父も子もイギリス人ですので,まずイギリス法を見て,遺言で認知ができるのかを確認しないとならないわけです。この子が日本国籍を持っていたら,子の本国法ということで日本法によることができるのでラクチンなんですがねー。

 そこでイギリス土産の書式集を見てみたのですが,認知(acknowlegement of paternity)の項目が出てきません。も,もしかしてイギリス法では遺言による認知が認められていないのかしら? ・・・この点は要確認であります。

 認知してしまえば親子関係がおそらく遡及的に発生しますので,Aは本件イギリス人男性の子としての地位を取得します。認知された子が相続人になるかどうかは,相続の準拠法で決まります。

 相続に関する事項の準拠法は被相続人の本国法となるのが原則であります(36条)。そこで反致の可能性を検討する必要がが生じるわけですが(41条),イギリス法では不動産とその他の財産に分けて準拠法を定めており,不動産の相続についてはその所在地法,その他の財産については被相続人の死亡当時の住所地法ということになるのだそうです。

 このイギリス人男性が日本で死亡すればどちらも日本法になるので,反致が成立して日本法によることになります。そうすると日本法では非嫡出子は相続人になりますので,これは「相続させる」遺言でオッケーということになりましょう。

 遺言で認知ができないとなると,遺贈をおすすめするということになりましょうか。もちろん生きている間に認知なさればいいのですが,遺言で認知を,と考える方は,生きている間に認知できない事情があるのでしょうからあまり期待はできません。

 ちなみに日本にある財産については,相続人の範囲や,遺留分・遺留分権利者も日本の民法で決まります。遺留分権利者がいるのであれば,遺留分減殺請求にそなえて減殺の順序の定めなども手当てしておいた方がいいかもしれませんね。

 さて,イギリス人が日本で遺言を作ると,遺言執行者がなかなか大変な目に遭うのですが,それはまた別の機会に書こうと思います。

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生後認知による国籍取得が認められるかもしれません

 昨日,最高裁の第一小法廷が生後認知による生来的国籍取得の確認訴訟を大法廷に回付したそうです。これは入管業務を扱う行政書士にとっては大ニュースであります。詳しいことはこちらの読売オンラインの記事をご覧ください。

 現行実務では,日本人の父と外国人の母から生まれた非嫡出子を,生まれた後に認知することで日本人との法律的血統(入管法的には「日本人の子」としての法的地位とも言い換えられますね,)を取得しても,それだけでは日本国籍を取得することはできません。

 子供が生まれる前に認知しておけば出生と同時に日本国籍を取得できたのですが,まあ過去に戻って認知してくるわけにもいきませんのでしかたがありません。それではこの先国籍取得するにはどうすればいいかというと,両親が婚姻すれば準正により日本国籍を取得することができます。子供にしてみれば,日本人の子であるのは確かなのに,親が結婚しているかどうかで日本人としての権利が得られるかどうかが決まってしまうことになるわけです。

 そこでですね,およそ5年前,生後認知を受けた非嫡出子のうち,両親が婚姻した者は日本国籍を取得し,そうでない者は日本国籍を取得できないとするのは不合理な差別じゃないかと論じた事件があったのですが,最高裁は内部で賛否両論ありながらも結論としては「不合理じゃないです」と結論づけておりました。その件については以前こちらの記事でワタクシの論評を書いておりますので興味のある方はご覧ください。

 前置きが長くなりましたが,大法廷で判例変更されて違憲判決が出されれば,国籍法が改正されるか,認知に遡及効を認める方向で運用が変更される可能性が高くなります。相談にいらした外国人の妊婦さんに,何としても出産前に認知をしてもらうようにとアドバイスする必要がなくなるかもしれません。

 それにしても,最高裁が合憲だと言っているものを「違憲である」と判決した地裁の裁判官,勇気ありますねー! 裁判所の中の人たちもまだ捨てたもんじゃないということでありましょうか。無駄に終わるかもしれない訴訟をしつこく打った原告側関係者もまことにアッパレであります。しぶとく正義を追及する不撓不屈の精神が,法律家に求められる資質なのかもしれませんね。ワタクシも見習わなくては。

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母校の図書館にて

 ワタクシの卒業した学校では,卒業生も利用者登録することで図書館が利用できるようになります。ワタクシも卒業と同時に利用者登録しておりましたが,今日は用事のついでに母校の図書館に寄って調べ物をしてまいりました。

 調べたことというのは英米法国の国際私法。相続に関して日本法への反致が成立する範囲を確認するのが目的でした。いやはや,やはり大学の図書館というのは高価な専門書が無駄に揃っていて素晴らしいところですね。興味深い本が何冊も見つかりましたが,重量の都合で2冊だけ借りてまいりました。そのうち1冊は,10年以上前に出版された本なのに,貸出し歴がまったくない新品同様の美本であります。(学生諸君,ちゃんと勉強したまえ。)

 勉強の成果はいずれまた忘れた頃にご報告する予定です。ホントに忘れちゃったらご免あそばせヲホホホホであります。

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話題のペプシNEX

 最近ワタクシはペプシNEXにハマっております。

 もともとコーラ系飲料はお砂糖が多すぎるので敬遠しておりました。「ダイエット」とか「カロリーゼロ」というコーラ系飲料は甘味料のせいかサイテーな後味を残すので飲む気がしませんでした。

 ところが新発売のペプシNEXというのを最近試してみたところ,カロリーゼロにもかかわらず後味は普通のお砂糖入りコーラと同じ感じなのであります。後味の心配もカロリーの心配もなくコーラが飲めるなんていい世の中になったなぁ,ということで一家でペプシNEXにはまっているのであります。

 しかし同じことを考えているご家庭も多いらしく,買い物に行くとペプシNEXの大きいペットボトルは常に品薄ないし品切れ。となりの棚にはコカコーラが溢れかえっております。この売れ行きの差は凄まじいですね。ペプシの株を持ってる方々,おめでとうございます。

 この後味の差は甘味料の違いによるものとワタクシはにらんでいるのでありますが,実際のところは調べたわけじゃないのでわかりません。仮にペプシが新開発の甘味料をペプシNEXに使用したとして,ペプシは新しい甘味料で特許を取ったのでありましょうか。特許を取ると数年は発明による利益を独占できますが,その期間が過ぎるとその発明は誰にでもタダで使えるようになってしまいます(ジェネリック医薬品はこの制度を利用して安い薬を提供しています)。

 コカコーラはあの味のレシピで特許を取ることなく,永遠に企業秘密として守って行く方法を選んだのだそうです。発明による利益を守る方法は特許ばかりではないということなのでありましょうね,ワタクシにはコカコーラとペプシの味の違いはイマイチよくわかりませんが

 ちなみに炭酸飲料に入っているお砂糖のキョーフを勉強するには,こちらの映画がおススメであります。

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3回目の記帳指導を受けに行きました

 今日は青色申告会の集合個別方式による記帳指導の3回目でした。本日のテーマは決算ということで,以前から気になっていたアレコレ(開業費や年をまたぐ損害保険の処理)を質問してきました。

 開業費は5年かけて経費にするようです。借方に全額を書いて,貸方に5分の4の金額を書くらしいですね。行政書士会の入会金は別勘定を立てて,これも同様に5年かけて処理するとのことでした。

 損害保険というのは行政書士の損害賠償責任保険であります。同業の読者様のところにもパンフレットが行っているのではないでしょうか。あれは10月から1年間ということなので,2か月分が今年度の支払保険料,残る10か月分は前払保険料という資産になり,来年の12月31日付けで支払保険料に変身するんだそうでありますよ。

 今日の指導が最終回。あとは自分でやってみて,1月に税理士さんから直接チェックしてもらえるようであります。今日のアレコレの処理の仕方は紙に書いていただいてきましたので,その通りにすれば大丈夫・・・なハズでありますっ! それにしても,早く税金の心配ができるほど稼いでみたいものであります。がんばるぞ。

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入管業務の研修会に参加しました

 今日は県内で行われた入管関係の研修会に参加しました。近いし安いし地元で国際業務をなさっている先生方とお会いできるチャンスでしたので,気軽に参加できたうえに実り多くて大満足。参加して本当によかったです。

 会場に到着すると支部で国際業務のエキスパートとして有名な先生が喫煙所にいらしたので,ご挨拶をしました。帰りにお茶とケーキをごちそうになり,有益なお話をたくさんうかがったうえに,自宅近所まで車で送っていただいてしまいました。

 その先生は,年に数回,県内在住の外国人のために県が企画している弁護士と行政書士による無料相談会に参加されているそうです。市内の無料相談会には外国人の相談はまったくありません。そこで勉強のためにぜひ,とお願いしたところ,次の機会に同席させていただけることになりました。日程はまだわかりませんが,今からとても楽しみです。

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ストーカーの脅威査定

 今日は書店でストーカー行為等規制法について一般向けに書かれた薄くて安い本が目に留まったので買ってみました。これなら軽いので移動中に読むことができますし,薄いので全部読むのに必要な根性が少なくて済みます。

ストーカー行為等規制法の解説 4訂版 Book ストーカー行為等規制法の解説 4訂版

著者:橋本 裕藏
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 そして早速さきほど読み終わったわけなのですが,先日こちらの記事でご紹介した「脅威査定」という本とあわせて読んだために,とてもためになる内容でした。

 「脅威査定」という本は,もともと「警察公論」という警察の中の人向けの雑誌に連載されていた記事を単行本化したものです。その中に,ストーカーの脅威査定に関する記事があって,ストーカー規制法の使いどころについて注意しなければならない点や,相談を受ける際のポイントが指摘されており,とても参考になりました。この本は告訴状・告発状の作成業務をされている先生方におすすめできると思います。

 ストーカー規制法の使い方を誤ると,火に油を注ぐ結果となり危険度が増大してしまうこともあるのですね。法的手段の検討の前に,現状の調査と評価がなされなければならず,そのための知識も必要となります。

 例えて言うなら,法的手段というのは武器のようなものです。自分が今持っている武器と,その使用法をマスターするとともに,敵がどんな相手なのかを把握して,適切な武器と戦闘法を選択しなければなりません。相手がターミネーターなら,日本刀で決闘するのはどう考えてもボツでしょう。とりあえず日本刀で斬りつけて様子を見る,というのも危険すぎます。まず相手がターミネーターであるという情報を得なければ有効な対策を打つことができません。調べて相手がターミネーターであると確認したら,対戦車バズーカで出ばなをくじいた後にたたみかける波状攻撃で無力化する,といったプランをあらかじめ検討する必要があるということです。

 そのあたりのことは「ストーカー行為等規制法の解説」でも若干述べられているのですが,もし「脅威査定」の本を読まずに「ストーカー行為等規制法の解説」を読んでいたら,読み飛ばしてしまっていたかもしれません。興味本位で買った本ですが,意外と早く役に立ちました。ラッキーであります♪

 ストーカー対策については,警察のウェブサイトの他,ストーカー被害対策相談ネットワークという団体のウェブサイトに必要な書式のファイルが置いてありましたので,興味のある方は参考になさってみて下さい。

脅威査定―暴力犯罪相談の現場から Book 脅威査定―暴力犯罪相談の現場から

著者:毛利 元貞
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